いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

夜空を見上げれば。。

朝日新聞に、今年に入って2度、お医者さんの意見が載っていた。
「胃ろう」について。
ひとは、いかに生きるべきなのだろう。

以前、このブログにも「胃ろう」のことについて書いたことがあった。
そのときは、どう生きるか、いかに生きるかとの問いとともに
医療体制への憤りを書いた。
今回の記事を読んで、ちょっぴり反省した。
本当のお医者さんの苦悩のほどを、想像し得なかった自分に。。。

先日読んだ、井上ひさしさんの本。
「月」や「雨」に関する日本語は、たくさんあるのに対し、
「星」に関するそれは、見事なほどにないのだ、と。
そのことは、何を表しているのか。
日本人は、「月」や「雨」という、天が地に直接的にもたらす影響には
上手く対応してきた。
が、古来、「星」をながめることのなかった日本人は
哲学をしていないのだ。。。
というようなことが書かれていたと思う。

経済、医療、介護、教育、、、
行き先の分からない、場当たり的な対応に、みんな不安を抱えている。
今、哲学の本が売れているのは、きっと、誰もが、最も大切な何かを
考えているから。

夜空を、星を、、、見上げれば、きっと。。。