いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

雑巾がけ

先日、トイレ掃除のことを書いたが、今日はその続き。

トイレの床を這いつくばって掃除をしたあと
這いつくばった姿勢のままドアを開けた。
あらまっ、廊下の床も汚れている。
普段、紙モップで拭いて掃除をした気になっていたのに。。
愕然とした。

毎日裸足で歩き回り、知らず知らず
生活から出てくるほこりや汚れで
床は、ちょっとくたびれていた。
おまけに、4才の息子の保育園は
裸足の草履履きが基本となっている。
当然足に細かい泥をつけて家中走り回っているのである。
のべつまくなしに床を汚して回っているも同然。
床のしくしく泣く声が聞こえてきそうだった。

乾いた雑巾を手に持ち、床を磨いてみる。
ざらざら感とともに、在る箇所ではべたべた感。
床板のつなぎ目には細かいチリがある。
2階への階段を上りながら、一段一段拭きあげていく。
蹴り込みには足先の汚れが着いている。
階段の中央部分についている足の脂を拭き取って行く。
リビングやダイニングの隅の細かいほこりを
とりながら、磨き上げていく。
終わった後には、晴れやかな気分になる私と
笑顔を取り戻した床があった。

この雑巾がけが、、トイレ掃除同様、癖になってしまった。
毎日ごしごし磨き上げる。
いつしかトイレ掃除の後は、雑巾がけというリズムが出来上がった。
毎日磨いても、毎日汚れる。
しかし、不思議なことに、こどもが家を汚すという行為が
以前ほど気にならなくなった。
だって、また明日磨けばいいんだから、、、
ピカピカになれば、その状態を維持したいのが常だと思っていたけれど
それは、イベント的にピカピカにするからそうなのだ。
雑巾がけが日課となれば、汚れること、つまりは生活そのものを
肯定的に受け止められるようになっていくのだ。

こどもが少々食べ散らかしたって大丈夫。
あとで掃除すればいいんだから。。。
のんきに構える私を前に
「誰がこぼしたんだ!!」と憤る夫は、すぐさま掃除機を抱えてきた。
こんな夫の協力も、もちろん欠かせない。