いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

図書館

相も変わらず図書館通いをしている。
先日もまた、返却期限までの2週間で読み切れるはずもない
大量の本を借りてきた。

「大丈夫やで」坂本フジエ
「思考の整理学」外山滋比古
村上春樹全作品1990-2000」村上春樹
スタンフォードの自分を変える教室」ケリーマクゴニガル
「考えない練習」小池龍之介
「世界の名著 ウェーバー

目に飛び込んできたものを両手に抱えた。
通読できるかなど関係ない。
理解可能であるかなど関係ない。
図書館の膨大な数の本の中で、その数冊が私を手招きしただけの話だ。
それらを毎日数ページずつ乱読している。
読んでいるうちにある共通点に気づいた。
それは、どの本にも人間が作り出すエネルギーが語られている。
ああ、私は今生きるこの社会がどういう風に作られているのかを
知りたいと思っているのだと
借りてきた本たちによって教えてもらう。
本の手招きは、単なる偶然ではない。

うやむやとして、輪郭の見えない自分の頭の中を
自分が欲している何かを
選んだ本が教えてくれる。
背表紙の見えないネットショップや
企業利益やある種の主観にまみれた本屋の中では
実現しがたい現象なのだ。
だから、図書館通いはやめられない。