いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

交感神経

7月上旬、梅雨が明けた。
長い夏が始まった。
猛暑日真夏日が続く。
主婦の私にとって、日中から冷房をつけるのは
非常に抵抗がある。
家の中で暑さに耐え忍ぶしかない。
けっ、けれど。。なっ、何なのだ、この暑さは。

専業主婦にとって、夏の過ごし方は、死活問題だ。
冷房を使わず、少しでも涼しく過ごすには。。
そう、基本の基本を忘れていた!!
屋内に日を入れないことだ。
試しに、電灯をつけずにすむだけの光を取り入れ
それ以外のカーテンを閉めてみた。

すると、部屋の温度は、1度ほど下がった。
同時に、気持ちの温度も下がった。
あれもしないと、これもしないと。
雑事に追われて焦る気持ちは、少しずつ後退していった。
まっ、そのうちやればいいでしょ。
急がない、焦らない。
明るさを遮った部屋は
熱を帯びた体と心をリラックスさせる
フシギな空間へと変身を遂げた。
まるで、南国のリゾートホテルのよう!!

そう言えば、思い出した。
子どもの頃、夏に祖父母宅を訪れると
部屋の中は、決まって薄暗かった。
こんな暗い部屋で、じーっと過ごすなんて
いやだなと思った。
よしずもすだれも取っ払って
明るくやろうよ!!と思った。

今、身にしみて分かる。
真夏を心地よく過ごすために必要なもの。
それは、薄暗い空間なのだ。


夏だ!!
海に、山に、レジャーに。
明るく、楽しく、にぎやかに。
夏にしかやれないもの。
キャンプにバーベキュー。
お祭りに花火大会。
何でもかんでもてんこもり。
全力疾走。
自己実現
ポジティブ。
前向き。
この夏、私はそれらの夏らしい言葉を追放した。
夏こそ、ゆるーり、だらーり、
副交感神経を多いに働かせる。
私の交感神経は休養宣言をした。