いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

はだしのゲン

はだしのゲン
戦争の、原爆の悲惨さを謳った本。
ただの暴力、戦争のマンガではない。
人間の歴史。まぎれもない事実。
子どもにその閲覧を制限している地域があることが話題になった。
閲覧を制限する思想は、どこからきたのか。

子どもにとって、本当に制限すべきものは何??
大人は本気になってそれを考えているのか??

子どもって、大人が思っているより
ずっと、ずーーっと賢い。
社会の枠組みにとらわれない
子どもの澄んだ自由な目は
真実、いや真理を感じることができる。
長年生きることによって
歪んだ心を手に入れた大人には
もう既になし得ない神業だ。

大人は、大人の愚かさを自覚すべきだ。
子どもは、未熟な大人ではない。
「子ども」である。

子どもを大人の物差しで育てることは
愚弄以外のなにものでもない。
文化や芸術、人間の真実の姿
そして神の姿を子どもの目から取り上げることは
思い上がった大人のすることだ。

子どもから最も遠ざけるべきものとは何なのか。
拝金主義にかられた大人たちの
経済活動から生み出された
大人優先の
便利で簡単で
思想も未来も感じられない
有形無形のエネルギーと
安易で浅薄な「教育」という名の愚行である。