最近、体重が少し減った。
娘は、最近、体重が少し増えた。
ついに、逆転現象が起きた。
娘に体重が追い越された。
中学1年の彼女は、よく食べる。
もともと食が太いのに、思春期のこの時期である。
ますます食べる。
女の子だけに、甘い物が大好き。
炭水化物も大好き。
パンならいくらでも食べそうな勢いだ。
おまけにそのパンも
クロワッサンやパイなどの
バターたっぷりで
手で掴めば手がぎとぎとになるようなものを
それはそれは、おいしそうにほおばる。
いや、すごい勢いで
吸い込むといった感じである。
「そんなに食べたら太るよ!」
「女の子なんだから、もうちょっと考えて食べなさいよ。」
「ほうら、ニキビがいっぱいできてるじゃないの!」
「ほうら、またブタになったあーー。」
との言葉が、飛び交う毎日だ。
そんなとき、はたと娘の年齢の頃の自分を思い出した。
今の娘の体重より10キロオーバーだったはずである。
それこそ、私は本物のブーちゃんだった。
今の娘にこれらの言葉を浴びせるのは
過去の自分を振り返ると
ちょっと恥ずかしいことかもしれない。
あの頃の私から見ると
娘は、まだまだブーちゃんの領域に達してはいないのだ。
もう少し、食べさせても大丈夫、かなあ?