いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

山分け

先日の夕方、ひとしきり外で遊んだ息子が
にやにやしながら帰ってきた。
いいことがあったよ!と顔に書いてある。

「お金を見つけたよ!!」
満面の笑みを浮かべての報告。
しかし、本当は、私に叱られると思い
黙っていようと思っていたらしい。
なぜなら、そのお金は郵便ポストに
そっと隠したと言うのだから。
でも、うれしくて、ついつい
ぽろっと口をついて出てきてしまった。

近くの公園で見つけたという。
5円とか10円とかコインだろうと思い
どんなお金?と聞き返すと
10,000円だと言う。
ええーーーっ!!
それも公園の土の中に埋めてあったと!!

持ってきて、見せてごらんというと
隠したポストの中から
持ってきてみせてくれた。
彼の手の中にあったのは
チョコのお菓子についている
固い紙のおもちゃのお札。
それは、10,000円ではなく
1,000円だった。
惜しい!!

それを大事そうに手にして
「もらっていいかな?」と
上目がちに尋ねてきた。
「うん、もらっていいよ。」と
言うと、それはうれしそうに
「あのね、◯◯君のお母さんももらっていいよって
言ってくれたよ。」とのこと。
なんだ、もう確認済みじゃないの。

えっ、それって、◯◯くんと一緒に見つけたの?
うん、5個あったの、それでね
◯◯くんと、△△くんと、××くんと、☆☆くんと
みんなで分けたんだ!!
まあ、お宝を山分け!!
たのしい夕暮れの報告でした。