いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

選り好み

息子とスーパーに買物に行くと
ときどき困ったことがある。

彼は、レジの人を選り好みするのだ。
彼の好みのタイプの女性は、
細くてすらっとして、髪がさらさらで
モデルのような人。
例えば、モデルの「すみれちゃん」。

大型スーパーに行ったときなど
ずらりと並んだレジに立つ
女性を値踏みするのだ。
それも、あからさまに。
「このおばさんはいや、あっちのかわいい人がいい。」

「しーっ!!」と口元に人差し指を立てる
母の気も知らず、息子は大声で私に言う。
結構ひやひやものなのである。

でも、息子の気持ちもよくわかる。
不機嫌そうなレジのおばさんより
愛想のいいかわいく若い女の子がいいもんね。
母は、声に出さないだけで
心の声は、キミと同じさ。