いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

こども孝行

40才を過ぎて、体の衰えを日に日に感じるようになった。
本当にひしひしと感じる。

夜寝る前のストレッチをさぼれば
翌朝は何だか体が重い。
電気を消した後の真っ暗闇に慣れるのに
しばし時間がかかる。
更年期とおぼしき症状に悩まされる。
手や足にぽつぽつとシミがでてきた。
朝起きて鏡で顔を見れば、前日の食事の影響が
色濃く出ている。
風邪をひいて、数日じっと過ごせば
ちょっと歩くだけで、膝がいたい。
もう、数え上げればきりがないのだ。

でもでも、悲しんでばかりいられない。
体力向上とは言いません。
せめて少しでも維持。。いやそれも贅沢!?
ならば微々々減くらいにとどめたい。
体力の衰えとともに
この気持ちも日々切実となってきた。

というわけで、毎日少しずつ
苦にならず、継続できるものを!
おっ、そうだ、この日本に長らく伝わるものがあった。
そう、ラジオ体操だ!!

朝、起きて、まだ暗く
家族が寝静まっている家の中で
ひとりリビングでラジオ体操をしている。
それも2番まで。
始めたとき、のびたり、ひねったりする運動の
多さに今さらながらビックリした。
小さい頃から、さんざんラジオ体操をしてきたのに
今頃気づくなんて、いい加減なものである。
そして、つま先で立つだけで
ふらふらする自分がいるではないか!!
まっ、まずすぎる~~。

以来、せっせせっせとラジオ体操をする。
はっきり言って、もう年寄りのような朝の暮らしぶりだ。
けれど、ここで少しでも体を鍛えておけば、
年を取ってからスムーズに動けるし
こどもの手を煩わせることも少なくなるはず。
そうだ、この衰える体を食い止めるのは、私のためではなく
わが子のためなのだ。

こどもの将来のためにと、習い事とか塾とかに
どれほど時間と費用を投資したとしても、
その子が大人になった時
年老いた親の体がぼろぼろで、
こどもの手を必要とすることになれば
こどもの将来なんてあったものじゃない。
今こそ、時間とお金はこどもでなく
我が身に使うべし!
これこそ、私流「こどものため」である。
そうそう、きっと「こどものために」の意味は
この辺りで大きな変革期を迎えるかもしれないわ。

こどものために、1、2、3、4!!と体操しながら
近い将来、「こども孝行」という新しい時代がくると確信している。