いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

答え合わせ

この春、息子は小学校入学である。
入学前に、一度ちゃんと歯を診てもらっておこうかなあと
歯医者さんへ行くことにした。
こども園での歯科検診以外で
初めての歯の検査である。

どうして、初めてかというと、
これまで、歯医者さんに息子の歯を本格的に診てもらう
勇気が湧かなかったから。

小さい子どもの歯は、親の責任である。
食習慣、歯磨きの習慣、仕上げ磨き。。
どれも小さい子どもがひとりでできるわけがないから。
子どもの歯の状況は、そっくりそのまま
自分の育児点数のような気がする。
磨き残しを指摘されたら。。
虫歯があったら。。
あーどうしよう。
心配するのは、点数をつけられる自分のことばかり。
(息子の歯を心配しなさい!って言うの。。)

というものの、実は、息子の仕上げ磨きは
90パーセント、夫任せである。
私が息子の歯にほぼ関わっていないという
事実がばれることも、何となく恥ずかしく、
母親のくせに~~と後ろ指でもさされるのではと不安になり
歯医者さんから足が遠のいていた。
(あ~、エゴのかたまりだあ~)

そういうわけで、息子を歯医者さんに連れて行くのに
息子よりも何よりもまず、自分を説得した。
よし、と覚悟を決め、予約の電話を入れ
歯医者さんへ向かったのである。
(全く持って、自己中心的な母親だあーー)

歯医者さんの前で、息子は大きく口をあけ
先生は、中を覗き込み
歯の1本1本の点数を順に読み上げる。
隣に座る歯科衛生士さんが、それを記録する。
まるで、目の前で、テストの答え合わせが行われている感じ。
ひやひや、どきどきものである。

そっ、そして、結果発表!!
じゃか、じゃか、じゃか、じゃーん。
私の緊張感は、極度に高まった。

結果、
奥歯の1本が、初期の虫歯あり。(えっ、うっそー)
他、歯垢がついている部分あり。(やっぱり。。)
先生からのコメントは
「まあまあ磨けてますが、しっかり仕上げ磨きをしましょう。」

帰って、夫に報告すると
「ごめんね、上手く磨けてなくて。。」
いやいや、ごめんは私の方である。

とりあえず、合格点はもらえたからと
夫を慰めながら、普段の私の子育てのスタンスを
反省するのでありました。