いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

初夏のグラタン

先日から、息子に
「グラタンが食べたーい!!グラタンつくってよおーー!!」
ねだられている。

私は、クリーム系の食べ物があまり得意ではない。
作るのはもちろん、食べるのも。

(作り手としての主張)
それ系のおかずをメインとした時の
組み合わせの副菜がどうしてもわかりません。
乳製品たっぷりのグラタンに
いったい、何を組み合わせたらいいというのでしょう。。
おまけに、夕食の主食のごはんは絶対に譲れません。
すると、ごはんにグラタンという奇妙な
図柄が現れることになり
想像するだに胃もたれしてしまうのです。

(食べ手としての主張)
私の好みは、あっさり系のメニューや純和食。
ひじきに干し大根、煮豆なんかが大好き。
暑い夏には、さっぱりとした冷やしうどん。
寒い冬は、湯豆腐やお鍋が最高です。
味は、だしが決め手!!と思っているものですから
バターや牛乳のコクのおいしさが
わかりません。

というのに、息子は
グラタン、グラタン、、と連呼する。
これは、きっと私が作るまで、ずっとグラタン攻撃が続きそうだ。
仕方がない、一度作れば満足してくれるだろうと
昨日、久しぶりにグラタンを作った。
バターに小麦粉、牛乳でホワイトソースを作り
タマネギ、ジャガイモ、しめじと鶏肉をいため
ホワイトソースと絡めて、オーブンでチーン!!
なんせ、滅多に作らないので、料理本を見ながらの調理だ。
時間のかかること、かかること。

さて、夕方、食卓の上のグラタンに歓声を上げる息子。
「やったー、グラタンだ。」
おいしい、おいしいと食べてくれた。
(あんなに、時間がかかったんだもの!!
そうりゃ、満足してもらわなくちゃあ!!)

しかし、昨日は、最高気温が30度に届こうかという暑さ。
夕食時まで、日中の暑さが続いていた。
そこに、グラタンである。
初夏のグラタンは、グラタンのおいしさを半減させる。

食べ終わって、息子が一言。
「今度のグラタンは、冬にしてね!」