いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

歯が抜けた日

「抜けたーー!!」
今朝、小学1年の息子の乳歯が初めて抜けた。
下の前歯の右側の1本だ。
ひと月以上前からぐらぐらしていた歯が
今日ようやく抜けた。
息子は、それはそれは、大喜びだった。

今日は、親子共々、待ちに待った日となった。
入学前から、歯が抜ける子が大半いる中
息子の歯は、なかなか抜けなかった。
乳歯が抜けるのを待ちきれずに
大人の歯が顔を出し始めていた。

息子は歯が抜けた後、洗面所に走った。
いーっと広げた口の中に
大人の歯がはっきりと見え
彼は、たいそう満足そうだった。
そんな成長の貴重な一場面に立ち会わせてもらえた。
ありがとうね、息子よ。

歩き始めるのも、歯が生えるのも
こうして歯が抜けるのも
勉強も友達をつくるのも
まわりと比べると幾分ゆっくりめな息子。
そのことに大丈夫だろうかと心配したり
不安になったりするけれど
でも、きっと、大丈夫!!
静かに成長を見守ろうと思うとき
私も母として一緒に成長させてもらえてるなあと感じる。

毎晩彼の歯の仕上げ磨きをしているとき
ぐらぐらしている歯に歯ブラシでぎゅっと力をいれれば。。と
何度思ったことだろう。。
あー、思いとどまっていてよかった。。
今朝の無垢の感動を味わえなかったとこだったわあ。

息子は抜けた歯を洗い、歯が抜けたときのためにと
前々から用意していた瓶に歯を入れ
しみじみと眺めたあと、いつものように学校へ向かったのでありました。