いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

「なんで?」の原因がわかった!

先日、テレビで浜ちゃんの一流芸能人の番組をやっていた。
どちらが本物か見分けられるかとか
常識とかマナーのテストみたいなもの。。

見るともなしに見ていたのに
ついつい釘付けになってしまった。
それは、和食のマナーのテストをしていたから。

ごはんを食べているところを人に見られるのって
ほんとうに恥ずかしい。
ただ単に、食べ物を口に運ぶという本能的行為なのに、
そこで礼儀とか行儀とか品格とか知性とか教養とか分別とかの度合いを
見透かされてしまうような気がするのだ。

食事は、なるべく近しい人とこっそりしたいと
いつまでたっても思ってしまうのは
自分に食事のマナーが備わっていないことを
なにより自覚している証拠なのだ。

そんな私に、なんてうってつけのコーナーでしょう!!
釘付けになるのも無理はないのだ。
あー、お箸はこういう風に使うのね。
食べ方にも順番があるのだ。
お皿とお箸の関係はこんな具合ね、、とか
心のうちで、つぶやきながら見ていて、はっとわかったことがあった。
「あっ、つまり、和食のマナーの基本は箸使いだ!!」
単純明快な事実に今更ながら気づいた自分に
自分で感じ入りながら、またひとつ、あっ!と思うことがあった。

娘も息子も、ごはんのときのお行儀が悪い。
具体的にここが悪い!!って感じでなく
もう、なんか、全体的にお行儀が悪く
「なんで、そんなにお行儀が悪いのよ!!」とか
「ちゃんとお行儀よく食べなさい!!」とか
自分の事は棚に上げて、食事中いつも注意している。

こどもたちの行儀悪さを「なんで?」『なんで?」と思う私は
それができないことすべてをこどもの責任にしていたのだと
ようやく気がついた。

そう、だって、和食の基本は、「箸使い」だと
わかったから。
私は、こどもたちに、きちんとした箸使いを教えてなかった。
こどもが箸を使い始めた頃には
一生懸命教えていたように思うけれど
箸を使って、それなりにごはんが食べられるようになったら
いつのまにか、細かいことを言わなくなってしまった。
まあ、食べられてるし、そのうち上手くもてるようになるだろうなあと
箸使いをすっかりこども任せにしてしまったのだ。

しかし、こどもは大きくなったからといって
箸使いが上手くなるということはもちろんなく
私は、自分がこどもたちにしなかったことはすっかり忘れ
食事のマナーの悪さに「なんで?」『なんで?」と
いつもいらだっていたのだ。
あー、ごめんなさい。

さあ、これからは、箸使いに精進するのだ。
こどもだけでなく、もちろん、私も。。