この一年あまり、わが家の食卓をにぎわす回数がぐーっと増えた食材。
それは、「もやし」。
もちろん、もやしは、好きだ。
だって、安いうえに、ボリューム満点。
栄養はあるのかないのか今ひとつわからないけれど
とてもヘルシーな感じがするし。。
けれど、それとはちょっと違う理由で
もやし料理ばかりしている。
それは、もやしのひげ根を無性にとりたい
衝動に駆られてしまうからだ。
高校受験を控えた長女が、なかなか勉強に本腰が入らず
彼女を見るたびに、イライラをつのらせていたときのこと。
夕食に使うためのもやしのひげ根を
無心にとること小一時間。
とりおえたあとの少し黒ずんだひげ根の山を見たとき
娘に対する余計な不安や心配、イライラに、焦り、
そうした自分の心の垢を取り除いた気持ちがして
妙にスッキリしたのである。
以来、娘へのよからぬ思いにざわつき始めたら
ひげ根たっぷりのもやしを買い込み
いざ出陣!!とばかりに
袋から取り出してプチプチプチ。。
あーー、早く、あの黒ずんだひげ根の山に会いたいわあ。
垢擦りをした後の大量の垢を見て、満足する
そんな感じなのだ。。(したことないけど。。。)
こうやって、もやしに助けられながら
心のデトックスをしている日々。。
娘の受験も、もう間もなく。。
あと何度、もやしのお世話になることだろう。。