いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ひきこもり母さん

先日のこと。
学校から帰ってきた長男にお手伝いをお願いした。
「お隣さんに回覧板を届けてきて!」

学校でめいっぱい過ごし、重いランドセルを背負い
ようやく家に帰って、ホッとしたところに
母からのこの一言を受けた長男は
ものすごく不機嫌になり、こう言い放った。

「ママが持って行けばいいじゃん!
いつも家にいて、何にもしてないんだから。
引きこもってばかりいないでよ!!」

そう、そのとおりだ。
息子の言うとおりなのだ。
6月も半ばになると、新年度の諸々のことが一息ついた。
途端に、私はインドアライフを満喫しているのである。
梅雨の時期も手伝い、ますます家から出る回数が減った。

家族が、学校や仕事に行っている日中、私は
際限なくテレビを見続け、時間も忘れてナンプレにはまり、
久しぶりにクッキーを焼き、
思いつきでピアノの練習をしてみたり
今いちばんはまっている「真田丸」のテレビ番組をチェックし、
池波正太郎真田太平記を読み、
読み終えれば次の巻を買いに走る。
そうして、もうひと月がたとうとしているのだ。

息子の一言で、はっきり自覚した。
おー、なんと充実したひきこもりライフであろうことよ!!

息子よ、そんなに怒らないでよ。
ほらほら、もうすぐ夏休みだし
そうすると、母も必然的に外に引っ張りだされるわけなんだからさ。
それまで、もう少し、ひきこもり母さんでいさせてよ!