いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

格差とは?

今週から新しい朝ドラが始まった。
「べっぴんさん」
今回もまた、期待できそうな滑り出し。。

ここ最近の朝ドラは、実在した女性をモデルにした
作品が多い。
今回のべっぴんさんもそうだし。

べっぴんさんは、裕福な家庭の子。
とと姉ちゃんは、経済的に恵まれていない家庭だった。
あさが来たのあさは、裕福な家庭の子。
はなことアンは、経済的に恵まれていない家庭の子だった。
生まれ育った家庭の違いはあれど
どの主人公も、のちに社会の中で大いに活躍する女性となった。


この国は、今、経済的格差が
まるでその人の人生を左右するすべてであるかのように
ふるまっているように見える。
経済的格差は致命的格差だと。
だから必死に各家庭にお金をばらまいている。

しかし、お金をばらまいて、格差は是正されただろうか。
みんな喜んだろうか?喜びは続いただろうか?
そうしてみんなは、幸福になっただろうか。

経済的格差を致命的格差だとしてしまったら
ひとは、この世に生まれおちたその瞬間に
人生を決定されてしまうということだ。

朝ドラの主人公たちが
出自に関係なく、活躍していく姿を見ると
それが並々ならぬ努力の賜物だとしても
どんな境遇にあっても、人というのは
可能性を秘めているということをつくづく感じるのである。

人が人生を歩んで行くなかで
最も必要なものは、「お金」ではなく
その人の幸せを願う周りの大人の存在だと思うのである。

この社会がすべて平等であることなどあり得ない。
大なり小なり格差がある社会を
それでもみんなが幸せな気持ちで
生きて行くためには
お金をばらまくことではなく
本物のおとなを増やすような政策を考えることだと思う。
本物の大人になるためには
よりよきしつけと教育が何よりも大切だと思うのに。。