いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

番狂わせ

先週、11月9日。
アメリカ大統領選でトランプ氏勝利の
大番狂わせがあった日
わが家でも、番狂わせがあった。
長女が、学校の体育の授業中
けがをしたのである。

午後、学校から連絡を受けて
娘を迎えに行った後、病院へ直行。
レントゲン、MRIの結果
右足首を骨折していた。
翌日から、学校まで片道30分の車での送迎が始まった。

「行ってきます」
毎朝、こどもが自分の足で学校へ通う姿を
当たり前のように玄関で見送ってきたけれど
しばらくは、松葉杖をつきながら
よっこらよっこら歩く娘を
車に乗せて送り届ける生活が続く。

けがや病気をすると
当たり前だと思っていたことが
当たり前ではなく
毎日毎日、いくつもの危険を乗り越えて
生きているのだとしみじみ思う。
なにかしら、ことが起こると
いろいろ大変だし、心配だし
時間がかかったりするけれど
番狂わせが、普段忘れていた
いろんな大切なものを
見せてくれ、感じさせてくれ
考えさせてくれる。

わが家の小さな番狂わせと
世界を揺るがせた大きな番狂わせ。
その日、他にも
いろんなところで
いろんな番狂わせがあっただろうし
明日だって、あさってだって
また、いろんな番狂わせがある。

後ろ向きに考えがちな
番狂わせだけれど
平和で健やかな日々の有難さを
痛感すると同時に
なんだか、未来へ向かうエネルギーを
与えてくれるような気がするなあ。

よし、きっと、何とかなるさあ。。