いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

あー、もったいない

年末の大掃除をしていると
息子のおもちゃ箱から
仮面ライダーの変身グッズがでてきた。

スイッチを入れると
「メロンアームズ!」とか
「ブドウアームズ!」とか
声が聞こえて
タリラリタリラリ〜とか
音楽が流れて
ピカピカピカっと光が出るという
数年前の仮面ライダーシリーズのものである。

とうに電池がなくなった
その無言のおもちゃを手にとり
どうしてもまた遊びたいと
息子にねだられた。

この手のおもちゃの電池は
たいていボタン電池
家にストックはないしさ〜
わざわざ買いに行かなければならないしさ〜
おまけに普通の電池より高いんだよね〜と
私は胸の内で毒づきながらも
結局買ったんだけどさあ。

「電池買ってきたよ!」
学校から帰ってきた息子に電池を渡すと
それはもう、大喜びで
私は感謝されまくった。。
おもちゃに電池を入れ
息を吹き返したおもちゃで
しばし遊ぶ彼を見ながら
ケチらず買ってきてよかったなあと思っていると。。
突然、息子はおもちゃのスイッチをオフにした。
「電池もったいないから、このくらいにしとこ!!」

新しい電池の入ったおもちゃは
その日以来、また眠っている。
せっかく、電池買ってきたというのに、、
「あー、もったいない!」