いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

紺の時代

私の洋服棚は、紺でいっぱいだ。
シャツもニットもコートも紺色ばかり。
おまけにいつもデニムなので
上も下も紺づくし。
服屋さんに行くと
知らず知らずのうちに
紺色の服を手に取る私がいる。

昔から紺を好んでいたわけではない。
紺色どころか、赤やブルーや黄色や
ビビッドな色を好んで着ていたのだ。

先日も、お店で、無意識に
紺のニットを手に取っていた。
たまには派手な色も着てみたら?と
自分で自分にアドバイス
同じデザインの赤のニットを試着してみた。

???
鏡に映った私は、どう見てもあやしいおばさんだった。
そうしてやっぱり、紺を買った。

若い頃、思っていた。
年配の人は、どうして
黒とかグレートか茶色とか
地味な色を着るんだろうと。
もっと派手な色を着ておしゃれすればいいのにと。
その年齢になって、分かることはたくさんあるようだ。

今、私は、紺の時代を生きている。