いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

トットちゃん

お昼12時30分からテレ朝で
ドラマ「トットちゃん」が始まった。
お昼ごはんを食べながら、よく見ている。

「窓際のトットちゃん」が
ベストセラーとなったとき
私は小学生だった。
母が、買ってきたその本を
私も読んだ。

さて、あれから、ずいぶん月日は流れた。
お昼、「トットちゃん」のドラマを見ながら
本を読んだことを思い出す。
「あー、面白い」
読みながら笑っていた自分のことを思い出す。

なのに、ドラマを見ていると
時に涙が出そうなくらい
鼻の奥がツンとするのだ。
あれれっ、面白かった、私の記憶には
それしかないのに、どういうこと?

その上、トモエ学園でのトットちゃんの
エピソードもうろ覚えである。
トットちゃんのお父さんが音楽家だったことさえ
忘れていた。

ドラマのストーリーと
本の記憶を
自力で重ねることができない。
記憶のいい加減さに
ちょっとあきれていたところ
あーー、あーーっ!!

記憶が鮮烈によみがえった。
これは、ほんと、確実な記憶だ!!
本の表紙の絵は、いわさきちひろさんだった!!
これだけは、胸を張って言えるぞ〜。
自分の記憶に少しだけ自信を取り戻す。
なんと、単純。。

本を読んでても、読んでなくても
読んだけど覚えてなくても
どちらにしても
ドラマ「トットちゃん」は
純粋にいろんな意味で面白い。