いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

スコッチエッグ

食べるために料理をしている私も
料理のために料理をしたくなることがたまにある。
ときに、思いついたように
料理に手をかけたいなという時がある。
手をかけたメニューの日には
家族にはいつもより味わって食べてもらいたいと思う。
作り手としては当然の願いだ。

昨日の夕食は、スコッチエッグにした。
ハンバーグと具材は一緒だというのに
一手間もふた手間もかかる。
ハンバーグは、よく作るが
スコッチエッグは、最近ずっとご無沙汰だった。

卵をゆで、ハンバーグ生地でつつみ
小麦粉、卵、パン粉をつけて
油で揚げる。

おいしいなあと喜んでもらいたい
その日の食卓の光景を楽しみに
その一心で、せっせと作る。

そう、せっせと作ったというのに
昨日の夕食時、なんやかやとばたついて
家族一緒にご飯を食べることができなかった。
おまけに個々の食事もせわしく
久しぶりのスコッチエッグだというのに
味わっているという感じが見受けられない。
義務のように食べているのだ。

あんなに手をかけ、気持ちを込めたのにと
家族ののど元を通り過ぎていく
スコッチエッグ
うらめしい気持ちで見ていた。

だけど、きっとお腹は満足してくれたはずだと確信している。
自分でいうのも何だが、だって、結構おいしかったもの〜〜。