いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

お菓子、売ってます。

今年のお正月、双方の実家や親戚の家を訪ねたら
「ほら、これ、持って帰って」と
いつになく、たくさんのお菓子をいただいた。

贈答品の高級菓子に
お茶請け用のお菓子に
地元のお菓子屋さんのお菓子。。
自宅に帰り、それらを並べてみると
結構な量。。

「おかしやさんみたいだね。。値段つけて売る?」と
冗談まじりに言うと、思いがけず息子がのってきた。
「やる!やる!」

息子は、早速にマジックを取り出し
おかしひとつひとつに
「10円」「20円」と地道に書き始めた。
それらのお菓子を空き箱に並べると
ちいさなお菓子屋さんの完成である。
「おれが、店長だからなっ。。」
ちいさな店長までついてきた。
お客は、家族限定。現金払いのみである。

さて、あれから2週間。。
お菓子屋さんは、順調に売上げを伸ばし
売上金でもう2度ほど仕入れに行った。

家の中で、お金を出しておやつを買うことに
夫と娘は反対だったが
今では、上得意となった。

みんなそれぞれ、自分のお財布から払うので
今までのように、家のお菓子だからと
無駄に食べることがなくなった。

お金の計算にあまり縁のない息子も
店長になり、時にはお客さんとなって
お金の計算を楽しんでいる。

ウィンウィンのこのシステムのおかげで
家計からおやつ代を出す必要がなくなった。
私は、ひとりにんまりとしている。