いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ゴミ箱の中で見つけたもの

今朝、娘の部屋の掃除をしていたとき
ゴミ箱を持ち上げたら、やけに重かった。

ぱっと見たところ、お菓子の空き袋や
ティッシュや紙など。。
なのに、この重量。。。
なにゆえ???

なんだか妙に気になり
私は、ごそごそとゴミ箱のなかに手を入れ
中身を確かめた。

すると、そこから、ずっしりと重量感のあるものがでてきた。
それは、ティッシュにくるまれた二つの「ごはん」だった。

ひとつのティッシュの中には、ゆかりがふりかけられたごはん。
もう一つは、ごま塩がふりかけられたごはん。
まぎれもなく、昨日とおととい
彼女に持たせたお昼のお弁当のごはんだった。

それを見た途端、私の頭から湯気が噴き出た。
食べ物を粗末にするなんて!!
せっかく作ったお弁当を捨てるなんて!!!
部屋のゴミ箱に生ゴミを捨てるなんて!!!!
明日から、お弁当なんて作るものか!!!!!
怒り心頭で掃除をしていたが
時間が経ってくると、少しずつ冷静さを取り戻した。

お正月に太ってしまってから、なかなか元に戻らないと
娘はこのところずっと気にしていた。
だけど、お菓子はいつもどおり
がぶがぶ食べている。
そんな娘に私はいつもこう言う。
「お菓子食べるから、やせないのよ、ごはんを食べなさい、ごはんを!!」

私が言うのは、母親としての、大人としての、正論だ。
だけど、正論ほど、若い人の胸に響かないものはない。
それは、高校時代の自分を思い出せば、すぐに分かる。

やせたい、でもお菓子はやめられない
じゃあ、ご飯の量を減らそう。。
だけど、正論ばかり言う母親に
お弁当のごはんの量を減らしてよなんて
言おうものなら、またきっと
堅苦しいこと言われるんだろうなあ。。

娘の頭の中は、あのゴミ箱にあった。

明日からは、お弁当のごはんは少なめにしよう。。
娘のために、ごはんのために、地球環境のために、そして私のために。