いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

動く先生

一昨日の夜、寝る前にテレビを見ながら
新聞のテレビ欄をぼーっと眺めていると
ある一点に目がとまった。

「内田。。。」

えっ、え〜。
内田樹先生が
NHK教育の100de名著に
ゲスト出演するとのこと。

私は、先生の大ファンである。
先生にお目にかかるのは
本や新聞、雑誌での
先生の言葉と、先生の顔写真。
先日読んだ本にも、ラジオ出演はいいが
テレビはイヤだなどと書いてあった。
だから、動く先生にお目にかかることは
きっとないんだろうなあと思っていた。

だから、新聞のテレビ欄で「思想家内田樹」を見つけたとき
私は、新種の生物に出会ったような
うれしいような、びっくりしたような
信じられないような気持ちになった。

なんだかよく分からないが
少々、気が動転した私は
落ち着いて番組を見る自信がなく
録画予約して、眠りについた。

そして、昨日。
私は、ドキドキしながらその番組を見た。
そのドキドキは
あこがれの人に初めて会えるようでもあり
知り合いのおじさんがテレビに出るようでもあり
なんとも変な感じだった

かくして、ゲストとして内田先生が登場する。
本を通して、一方的に先生を知っているというだけなのに
私は先生とすっかり同期している気分になり
先生の言動にハラハラドキドキしたりして
画面から伝わる先生の熱量を感じ
うれしいような照れくさいような
身内を見ているような感覚に陥り
気づけば、一人、にやにやしながら番組を見ていた。
そして、思った。
内田先生、熱いなあ〜。好きだなあ〜。

この録画はもちろん、永久保存である。