いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

土を食べる

毎日毎食、酢キャベツを食べている。

少し前、テレビ番組で酢キャベツを紹介していた。
腸内のいわゆるデブ菌なるものが減り
やせるらしい。
いいと言われることは、何でも
とりあえず試してみるタチである
これでぽっこりお腹が少しでもへこみ
体重が少しでも減れば、御の字だ。

食べ始めて、そろそろ2ヶ月もたつだろうか。。
当初、期待していた効果はほとんどなく、
ぽっこりお腹は依然としてぽっこりのままで
体重にも変化なし。
けれど、ぜんぜん効果ないじゃない!!と投げ出すには
もったいない、別の効果があった。
それは、快便である。
私は、今、人生で初めての快便期を迎えている。

非常に調子がよろしいので
おなかの肉や体重が減らなくても
酢キャベツを食べ続けている。

毎日毎日同じことをする、ルーティンを積み重ねていくと
微妙な変化にも気づくというが
酢キャベツにおいてもまさしくそうだった。

毎日毎日大量のキャベツを食していると
キャベツの味の微妙な違いに
全く食通からほど遠いこの私でさえ気がつくようになった。
キャベツはたいてい、スーパーの生産者直売コーナーで
買うのだが、生産者によって
味に甘みがあったり、辛みがあったり、苦みがあったりする。

同じキャベツなのに、味が違うのは
キャベツの種にもよるだろうが
生育環境によるところが大きいだろう。
キャベツは、畑から栄養をもらって
すくすく育つ。
キャベツの味は、生産者それぞれの土の味なのだろう。
ということは、キャベツを食べるということは
間接的に土を食べているということなる。

万物は死んで、土に還る。
酢キャベツをかみしめながら
なんだかそんなことをしみじみと感じている。