いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

小数の世界を生きる

のんびりやの娘も
大学受験が間近に迫り
少しずつナーバスになってきている。

模試の成績では、第1志望の大学がC判定。
けれど、彼女はどうしてもその大学に行きたいと思っている。

思いが強すぎて
その大学に入れなければ
大学の意味はないと思い込んでいるふしが
言葉の端々から感じ取れる。
まわりが見えなくなった時
陥りがちな1か0の思考。

1の人生も0の人生もない。
1と0の間にある無限の小数の世界を
人は生きていると思う。

1と0の整数しか見えなくなった時
小数の存在を忘れてしまった時
人は思考を停止し
自分を追いつめ、人を追いつめ
世界を追いつめる。

0と1の間にある無限の小数の世界が
選択肢があまたあることを教えてくれる。

整数の世界で悩む娘。
いざ、小数の世界へ飛び立つのだ!!