いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

学校って?

「45分間さあ、ただずっと座ってて暇なんだよなあ」
小学生の息子は、本当につまらなそうにこう言った。
学校の授業のことである。

5年生になった息子も、時々生意気な口をきくようになった。
こうやって少しずつ、学校や先生や親や大人や
社会システムというものへの違和感を
言葉で表せるようになってきてるんだなあと思って
親としてうれしくなった。

息子の愚痴を聞いて、自分もそうだったなあと思い出す。
学校の思い出の半分は嫌なことだったような気がすると思うと
何だか人生とっても損をした気さえしてくる。

多くの人は、人生の20年前後を学校という場所で過ごす。
学校の思い出の半分が嫌な思い出だとすると
人生の前半、成長盛りの、最も多感な
人として生まれ、人間として生きていくため
人間になるための最も大事な時期に
なんと10年もの歳月を
負の思いで満たされて過ごさなければならないなんて、、
やっぱりどうかしている。

学校って、何だろね。

私は息子にそう言うしかなかった。