いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

自立と依存

安冨歩先生の本を読んで、自立と依存の関係を知る。
自立とは依存すること。
目から鱗だ。

今、ここで、自立と書いてみる。
「じりつ」を「自立」に漢字に変換するとき
意味を確認してみた。
そこにはこう書いてあった。
自立=他の助けや支配なしに自分一人だけで物事を行うこと。

まるで、違う。まるで、逆。
正反対の意味がそこには書かれていた。

辞書に書かれたことを人は
その意味を自立と信じて
誰にも頼ってはいけない
誰にも頼らないことが自立だと信じて
親は子どもに自立を強い
学校は子どもに自立を強いる。

間違った自立を強いられた子どもが大きくなると
当然間違っているのだから、自立できない。

自立の反対は何なのかと考えて、ぎょっとした。
服従であり、隷属である。
この国が、今何ゆえにこうなっているのか
非常によく分かる。