いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

きたきたきた

きた、きた、きた。
その時がやってきた。
その時が今、ついに、やってきた。
その言葉を彼が使うときがやってきた。
その言葉を私が受けるときがやってきた。

小学5年の息子が、最近、私に向かって放つ言葉。
「おばさん」「ばあさん」「おまえ」「あんた」

そう言われた時、私は怒るどころか、にやっとした。
お約束どおりに始まったと。

彼は、母親をけなす言葉を使いたくてたまらない。
母親をおばさん呼ばわりして楽しんでいる。
自分の心身の変化への無意識の戸惑いを
相手への嘲笑に変えて消化しようとしている。

若いときの私だったらきっと
「何を〜〜!!」と怒っていただろう。
しかし、高齢出産で彼を産んだので
短気で怒りっぽい私でも
この辺りで怒ることはなくなった。

こういうとき、高齢出産はいいなと思う。
ちょっと年を取った母親に育てられる子どもは
ちょっと得するんじゃないかと思う。

息子より8歳上の娘の子育ては、私がまだまだ意気盛んなときであった。
反省することばかりである。