いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

洗脳こっか

最近英語の勉強を始めた。
先日、Podcastの英語番組を聞いていると
番組途中でカナダ国歌が流れた。

それを聞いた息子が突然こう言った。
「あのさあ、国歌って、いるの?」

国歌は必要か否か。
そんなの考えたこともなかったな。
入学式や卒業式
いや入園式や卒園式から
君が代が流され、歌ってきたしな。
オリンピックやその他のスポーツ大会なんかで
それぞれの国の国歌が流れるのは当たり前だし
まあ、その国を表すものとして
あってもいいんじゃないかな。
私の認識はそんなものだった。

なんで、息子は国歌の存在を疑問に思ったのだろう。
尋ねてみると、彼はこう言った。
「だって、君が代って何言っているか意味わからんし」

君が代は千代に八千代にさざれ石の厳となりて
苔のむすまで。

あなたの時代がずっとずっと永遠に続きますようにって意味かなというと
息子はさらにこう言い返す。
「君って誰?」

突然、君が代を歌われされてきたことの意味を思って、背筋が凍った。
歌詞の意味が分からないまま、子どもの頃からその言葉を頭に叩き込まされてたのだと。

君って誰? 君って誰?

この歌が昔から国家平安の歌として親しまれてきたのだとしても
日本は、戦時中、国民を戦争に駆り立てるための手段として
国民を洗脳するためにこの歌を利用したのである。
天皇を讃える歌とし、軍国主義の象徴となったものである。

そして、先の大戦をろくすっぽ反省せず
靖国神社に参拝する政治家がうようよいて
国内では朝鮮人へのヘイトが今なお続き
事実上アメリカから主権を取り返せないままなのに
あろうことか、この国の政治は、あの君が代を国歌に制定してしまった。
軍国主義の象徴だった君が代を国歌にしてしまった。
それもこれを子どもたちが学校で歌うことを強制している。
この国の恐ろしさにめまいがした。

息子のいうとおり。
母も国歌なんて、いらないと思う。