いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

脱・思春期温泉

前回のブログで

新年早々、家のエコキュートが壊れ

家族3人で近くの温泉施設へ通ったという話を書いたけど

今回は、その余談。

 

さて、夫とワタシと息子の3人で温泉施設へ1週間ほど通ったわけだが

初日は、せっかくの温泉だというのに、必要最低限の時間でお風呂から上がった。

息子が待っているのではないかと思ったからだ。

 

それというのも、2年ほど前に息子を温泉に連れて行ったときのこと。

思春期特有の自意識過剰と恥じらいで、とんでもないカラスの行水だったことを覚えていたからだ。

 

kareiko.hateblo.jp

 

息子が早々にお風呂から上がって時間を持て余し

ワタシが上がってくるのが遅いとブリブリしながら待っているかもと想像し

髪を乾かすのもそこそこに上がったというのに

そこに息子の姿はなかった。

 

それからすぐに、夫がやってきたので

「○○(息子の名前)は?」と尋ねるも

「さあ、、別々だったから」と言う。

 

しばらく待つも、なかなか上がってこない。

思春期温泉を知っているだけに

まさか、恥ずかしくて、まだ入れてないのか?

もしや、なにかトラブってるのか?

と、心配が心配を呼び

夫に、男風呂を見に行ってもらった。

すると、ちょうど息子はお風呂から上がったばかりだったようで

何も隠さず、堂々と着替えていたらしい。

 

その後、上がってきた息子に

遅かったねと言うと

数種類のお風呂に一通り入り、サウナにも入って気持ちよかったとご満悦。

 

ああ、、ワタシは、いつまでも彼が思春期温泉のままだと勝手に思っていた。

高校生になって、息子は学校の寮に入ったのだ。

親の知らないところで、

日々悪戦苦闘しながら、息子は思春期温泉から脱したのだろう。

 

まさか、新年早々、こんなところで

息子の成長を目の当たりにすることになろうとは、、

なんだかいたく感動した瞬間であった。

 

翌日からは、息子が待っているかも、、という心配がなくなり

ワタシもゆっくり温泉を楽しめたのであった。

めでたし、めでたし。