いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

二人とも中学生


 真新しい制服に身を包み、中学校の校門をくぐる。
 長女が中学生となった。
 早いものである。

 ついこの間小学校に入学したばかりなのに。
 お決まりのフレーズが実感そのものである。

 こうした節目ごとに、彼女が誕生するまで
 そして、誕生してからのことを思い出し
 親として気を引き締める。

 そうだ、私も中学生の母親になった。
 つまり母親業も中学生。
 久しぶりの春らしいスーツに身を包み
 私も母親中学校の校門をくぐる。
 
 いやだ、スーツは小学校入学の時と同じじゃない!!
 でも、気持ちはちょっぴり違うから。