いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

若さの略奪

新型コロナウィルスの感染拡大で
大人だけでなく、大学生が窮地に立たされている。
地方出身の学生で、下宿をしながら
アルバイトで生活をする学生にとって
こんなに厳しいことはないはずだ。

今朝ラジオで耳にした調査結果では
学生の20%が退学を検討しているらしい。

こんな一大事だというのに、昨日の国会での
安倍政権ののらりくらりぶりには本当に腹が立つばかりである。

思えば、この30年、この国は
自国の衰退と反比例するかのように
若者から若さを略奪してきたように思える。

教育予算を削減するというのは
若い人たちの未来を奪い取ってきたようなものだ。

そうして、この国は、
未来へとつづくかけがえのない若さ、つまり、若者の命を
長時間低賃金労働の企業へ差し出し
高齢者の介護事業へ仕向けてきた。

若さが略奪される国で
誰が幸せになるというのだろう。