いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

耳掃除の対象者

子どもの頃から、耳掃除が好きだ。
それも、綿棒ではなく、お土産屋さんなどでよく売ってる
竹製の耳かきで、ガリガリするほう。
これが耳に良くないのは分かっているのだが
どうしてもやめられない。

自分自身の耳掃除は好きだが、人から耳掃除をしてもらうのは絶対嫌だ。
そして、人の耳掃除をするのも基本的に嫌なのだが
子どもに限っては、どうしても耳掃除がしたくなる。
小学生までの柔らかくて小さな耳を見ると、耳掃除がしたくてうずうずする。
これが、中学生になると、ちっとも魅力を感じない。
それ以上となると、もう耳掃除さえ連想しない。

これは、きっと赤ちゃんのオムツ替えと似たようなものだろうと思う。
赤ちゃんなら大丈夫だが、大人となるとやはりちょっと、、って感じだろうか。
それが耳掃除なら、私にとっては小学生までが対象者といったところか。

しかし、私の耳かきは、子どもから非常に嫌がられている。
昨日も、嫌がる息子を捕まえて、耳かきをしたところだ。
はっきり言って、これは、息子のためではなく、自分のための耳掃除である。
そして、彼は、今、私の貴重な耳掃除の対象者。
私にとっての絶滅危惧種である。
今年小学6年の息子。タイムリミットは近づいていると思うと、ちょっと悲しい。

息子の耳掃除をした後には、いつも夫が自分の耳を掃除してくれという。
無下に断ることもできず、とりあえず掃除するが
しかし、いくら夫と言えど、大人の耳の中を覗くのは、本当は嫌なので
ちゃっちゃと見て、ちゃっちゃと掃除して
「きれいにしてるよ、大丈夫」と言って、ちゃっちゃと終わらせている。