いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

頭と体のラグ

ここ最近、夫との会話がなんか、ちぐはぐである。
何が原因なんだろと考えていたら
幼稚園の運動会で転ぶお父さんたちの姿が頭をよぎった。

昔、子どもの幼稚園の運動会で
お父さんたちが、張り切って走ったはいいものの
途中、派手に転んでしまうなんてことがよくあった。
(今でもあるのかな?)

お父さんたちが、ああもド派手に転んでしまうのは
走っているときの頭は昔、体が今だからだと聞いたことがある。

頭は、トップスピードの若い頃の自分のイメージで走っているが
体は、まさに今、この瞬間の正直な運動能力で走っている。
この頭と体の落差が極まって、転んでしまうらしい。

子どもの頃は、そんな大人の姿を面白がっていたものの
年を取ると、そんなことばっかりだ。
頭と体のラグがどんどん進行している感じだ。

若い頃から、頭と体が同時点にいることがあまりなかった夫。
(たぶん、世間的にはそれを天然という。。)
年を取って、それが、ことさらひどくなってきたように思う。
言葉と行動のズレがひどすぎて
一緒にいると、彼の頭が先走りしている場面に出くわすことが多くなった。

以前はそんな夫の言動にもついていけたが
最近は、そのスピードになかなか追いつけなくなってきた自分がいる。
夫に対する私のツッコミもここのところ空振りばかり。
これは、私の頭と体のラグが影響しているのかも、、

すると、会話がちぐはぐになるのも、当然な話かもな。

じゃあ、ちぐはぐ会話を抜け出すにはどうしたらいいのだろう。

お互いの話を最後まで聞き
お互いの行動をよく見る。。

おっと、これは、せっかちな私たち夫婦が、苦手なことだったりする。。
頭と体のラグは、このせっかちな性格も影響しているのかもな。。

とりあえず、今日から、夫の話をゆっくり聞き、彼の行動を途中で遮らないようにしよう。。
そう、まるで、動物の生態を研究するかのように。。