いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

蛍光灯を交換したら

キッチンの流し台の上の蛍光灯が、ちらつきだしたなあと思っていたら
先日、ぷつんと切れた。
夕方、食事の準備をしようとしていたときのことだ。
スイッチを入れてもつかない電気。
あーあー。
明日夫に、蛍光灯買ってきてもらってつけてもらおうっと。

そう考え、ダイニングの電気をつけて
食事を作り始めた。
ところが、食べ終わり、食器を洗う頃には、とっぷり日が暮れていて
さすがに頭の上の蛍光灯の灯りがないと不便だった。

食器洗いを放り出し、近所の量販店へ蛍光灯を買いに走る。
型番をメモしてきたものの、いざ並んだ蛍光灯を前に
これでいいのかなあと悩む。
蛍光灯って、しょっちゅう買うものではないから
蛍光灯ってこれくらいの値段なんだなあと改めて知る。

2本399円の蛍光灯を買って、家に帰り
早速取り付ける。

私は極度の恐がりだ。
特に、見えないものは、とてもこわい。
電気も、その一つ。
ビリビリ感電でもしたらと
見えないのに見えないものを想像して慎重になる。

なので、まずは、ブレーカーを落とした。
それから、いすの上にのぼり、天井に取り付けられたライトのカバーを外す。
これがなかなか外せずに悪戦苦闘。
ようやく何とか外せた。
切れてしまってすっかり黒こげの蛍光灯をとりはずし
新しい蛍光灯を取り付けた。
さっきとったカバーをまた取り付ける。
ここでもまたなかなか取り付けられずに悪戦苦闘。
ようやくカバーをつけることができた。
ブレーカーを元に戻して、やっと、やっとスイッチオン。。

ピカッ!!!
いつもと変わらない蛍光灯の明かりなのに
なんだ、これ。。
なんか、ひときわ、うれしい。。。

いつも当たり前のように照らしてくれるものだと思っている
キッチンの蛍光灯にこんなに喜びを感じたのは
もちろん、自分で蛍光灯を交換したからだ。

高いところにあるものに、手を伸ばし、足をがくがくさせ
上を見上げて首が痛くなり、
あーー、やっぱ明日夫にやってもらおうかなあという気持ちに押し流されそうになりながら
あーー、でもこのまま暗いのは嫌だ、とにかく今、自分がやらなきゃと
必死こいてやった後、キッチンを照らす灯りの感動!!

おっと、これって、運動部の高校生になった気分。
苦労の練習の後に、勝利が待っていたみたいな、、。

蛍光灯交換しているときは、さんざん上を向いて、なんて首が痛いんだと思ったけど
これでもう、十分報われた。。

蛍光灯の交換は、無言のうちに夫の仕事って感じだったけど
新しい灯りという小さな感動が待っているのだとしたら
たまには、自分で蛍光灯を交換するのも悪くはないな。。