冬休みも終わり、学校が始まった長男は
昨日、早速宿題を持って帰ってきた。
算数のプリントを解きながら
最後の問題に悪戦苦闘していた。
なかなか解けず、最後には
「こんなの分かるわけないじゃん!!」と
怒り狂い、泣き出した。
どれどれ、その問題を見てみた。
すると、うーーん、これって結構難しいかも。。
(問題)
1から9のカードのなかから
3枚をとり、次の答えになるように式をつくりなさい。
(式)( )( )×( )
( )の中には、カードの数字が入る。
①答えが100になる式
②答えが100に最も近い数になる式 (答えは複数あるよ)
つまり、答えが100になる2桁×1桁のかけ算の式と
100に最も近い数になる2桁×1桁のかけ算の式を
すべて異なる数字を用いて式を作りなさいってこと。
これって、小学3年ですらっと解けるものなんだろうか。。
息子の反応の方が、ごくごく自然のような気がするなあ。。
どう説明して答えに導けばよいのか
その説明を考えることさえ面倒くさくなった私は
「難しいから、白紙のままで提出しちぇば。。」と
密かに思っていた。
ところが、横でプリントを見ていた
高校生の長女が、一生懸命に考えている。
「小学生の弟は、どう教えれば理解してくれるだろうか。。」
私は、その様子をじっと見守ることにした。
娘が、説明を始めた途端
あれほど泣き叫んでいた息子は
別人のように、ふん、ふんとうなずき出した。
途中には、なるほど、とか、えー、とか、それから、とか
言っている。
娘は、できる限り、分かりやすくと心がけ
優しく説明しているのがよく分かる。
そして、答えにたどり着いたとき
教える側も教えられる側も
幸せいっぱいの表情だった。
その姿を一部始終見ていた私は
子どもたちから、問題の答えをはるかに超えたものを
教えられたのである。