いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ドクターヘリ


「病院がない!!」
昨日の昼過ぎ、息子はこども園から帰ってくるなり
自分のおもちゃスペースを見て、泣き叫んだ。

いったい、何のことだ???
その日の午前中、息子がいない隙に、いらないおもちゃや
がらくたをかたづけたのは、事実、この私である。
けど、処分したものに病院なんてあったっけ??

よくよく話を聞くと、トミカのレールが入った空き箱を
病院に見立てて遊んでいたらしい。
そうかそうか、空き箱はここにかたづけておいたのだよ。
すまないねえ。。と息子に差し出した。

すると、今度は
「ヘリコプターがない!!!」
息子は、床にひっくり返り、狂ったように暴れだした。
「へ、ヘリコプター???」
ヘリコプターのおもちゃなんかもってなかったじゃなーーい??
折り紙ででもつくってたのかなあ??
何のことやらさっぱり分からず、
「ヘリコプターは、なかったよ。」と言った。
お前じゃ話にならんとばかり、息子はヘリコプターを探し出した。

「あった!!!!」
息子は、大きな声をだした。
おもちゃ箱から取り出したそれを私の前に自慢げに差し出した。
工具セットのおもちゃの万力に広告紙を挟んだものだった。

す、すごい。
万力がヘリコプターに変わるだなんて。
感心していると、そのヘリを病院の箱の上におく息子。
「も、もしかして、それってドクターヘリ???」
「そうだよ。」

す、すばらしい。。
こどもの可能性を無限に感じる瞬間である。
そして、自分の頭の硬さを感じる瞬間でもある。