いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

求む!!師!!

先月、娘と息子は、ふたりそろってインフルエンザになった。
日曜日、息子が発熱し、翌月曜日受診した。
検査結果はインフルB型。
受診したその日の午前中、今度は娘が発熱。
学校からの呼び出しで迎えに行った。
同時期に、同じ症状。
素人目にも娘もインフルだろう。

夕方、受診したが、時間が経っていないので
検査は明日持ち越しと言われた。
えーーー、どう考えたって
インフルでしょ!!
と言いたくなるのをのど元でしっかと押さえ
帰ってきた。
さらに翌火曜日受診し、しっかりインフルB型と判明。
薬を処方してもらった。

今、病院は、検査、検査、検査。
検査結果がすべてなのだ。
症状を見て、状況を見て診断をするのは
リスクが高いということなの?
検査結果という科学的データを提示することで
ほら、医師である私の判断ミスではないわよと
あらかじめ予防線を張っているかのように
見えてしまうのだけれど。

理学療法士作業療法士心理療法士に、介護福祉士。。。
医療介護の世界は、今、「士」ばかり増えている。
そんな中、とうとう「医師」も「医士」になるの?

病気と闘うのは、その本人。
医師ではないのだ。
プラシーボ効果などというものがあるように
人間の治癒力は、すべてが科学的な手助けを必要と
しているわけではない。
患者が、自分自身で病気を治したい、治るんだという気持ちが
治療の鍵となる。

マニュアルやデータに頼った「士」ではなく
個々人に寄り添うことのできる「師」だけが
本物のお医者さんであると思う。
その本物の先生に出会えることは
きっととっても難しい。
そして、出会えることを難しくしているのは
他でもない当の患者なのかもしれないと思ったりもした。

まずは、自分の持つ治癒力を信じることから初めてみる。
だって、私の体は私が大事にするしかないのだから。