いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

折り返し地点の炊きラーメン

ワタシの好きな炊きラーメンは、なんといっても、ハウスの「うまかっちゃん」。

だけど、付属の調味油は、これまでずっと使ってこなかった。

 

インスタントラーメンは食べますけど、付属の調味油は、ワタクシ使わないのでございますのよ、おっほっほ、、てな感じの、インスタント食べてるのに健康志向を気取ってる自分がどこかにいたんだよね。(あーやだやだ)

 

50歳を過ぎたら、人生の折り返し地点を過ぎた感がすごく強くなった。

本当はもうとっくに折り返し地点を過ぎてるのかもしれないし、もしかして、まだ折り返し地点ではないのかもしれないけど、巷間に流布する人生100年という言葉にすぐに影響されるのだ。

 

で、人生を折り返したと思ったら、ワタシの場合、めちゃくちゃ気が楽になった。

それまでは、病気をしたら、けがをしたら、トラブルにあったらと、見えない先のことを心配ばかりしてた。

ところが、50歳の誕生日を迎えたら、途端に気が大きくなったんだよね、、人生あと残り半分なら、まあ、何とかなるんじゃないかと。

 

そうして気が大きくなったワタシがしたこと。

それは、うまかっちゃんの調味油解禁である。

残りの人生

体にいいとか悪いとか

太るとか太らないとか

そんなことより、とにかくおいしく食べたい、、

 

ということで、お湯を沸騰させた鍋に乾麺を入れ、そこに、卵を一つ投入。3分にセットしたタイマーをちらちら見ながら、ピピッという音で火を消す。付属のスープの粉を入れて溶かしたら、器に移す。そして、最後に調味油をくるりと回しいれた。

 

調味油を垂らしたうまかっちゃんを食べていたのは、母が作ってくれてた頃だ。結婚以来、ワタシは調味油の存在をかたくなに無視し続けてきた。

ごめんよ、調味油。

 

長い時を経て調味油を入れたラーメンとの再会を果たした後は、ネギと紅しょうがを入れ、コショウをたっぷりとかけて食べた。

それは、まさに、人生折り返してよかったなぁぁぁと思える味だった。