いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

先日、息子が通うこども園で食育の講演会があった。
子どもを育てる身である私も
関心を持って、参加した。

お話してくれた先生は
地域のフードコーディネーターの方だった。
現在の食事情が子どもたちの体に及ぼす
深刻な影響をかいつまんで分かりやすく
話してくれた。

その先生は、マクロビを学ばれているとかで、最後は玄米の話に
行きついたのだけれど。。
玄米がいいというのは、粗食で有名な幕内先生の本のファンである
私は重々承知していたので、講演中、不遜にもだんだんと
聞き流していた。(先生、ごめんなさい)

その後、先生はおもむろに、玄米のおむすびを
とりだし、会場にいた人、50人くらいだったかなあ、
みんなに配られたのです。
それは、無農薬のお米を、
高級なお塩でむすんだものだそう。
まあ、そのおいしかったこと。

そして、そのとき、私は、はっとしたのです。
しっ、塩、塩、塩、塩、~~~~。
玄米じゃなくて、塩だあーーー!!
塩に心をわしづかみにされたのだ。

ずいぶん前から、うちのごはんは、分づき米や雑穀を使っていたし
塩だって、にがりをつかった海塩。
体のことを考えた食生活をしているものだと
安心しきっていた。
でも、よく考えてみると、料理に使う塩の量なんて
たかが知れている。
みそやしょうゆなどの調味料は、加工品を買っている。
料理の食材も、お肉や野菜以外は、ほぼ加工品だ。
それらの加工品に当然含まれる塩の量を考えたとき
うわーー、と頭を抱え込みそうになった。
加工品に含まれる塩は精製されたものだろう。。
そんな当たり前のことに今更気づくなんて。。。
食のことを考えているつもりになっていた自分が
ちゃんちゃらおかしくて
恥ずかしくてたまらなくなった。

家に帰り、みそや醤油をひっくり返し、
カレーやシチューの箱をひっくり返し
お菓子やパンをひっくり返しては
ラベルを確認した。
食塩、食塩、食塩。。。。
その文字に恐れおののいたのは言うまでもない。

次の日、買物に行った私は、ごまとあおさ粉を買い求めた。
ごはんにかけるふりかけを手作りしようと思ったのだ。
とりあえず、まずは、小さいところから。。