いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

TOKYO6 ~自撮り棒~

さて、東京旅行の2日目は、上野を巡り東京駅へ。
赤れんがの駅舎と、新幹線見学である。
(まるで、修学旅行のよう。。)

駅構内をぐるぐると歩く。
ひと、ひと、ひとの波をかき分け
ようやく丸の内口へ辿り着いた。
赤れんがの前で写真をパシャッ。
まずは、夫がカメラをぱちり。
次は、私が交代でバチリ。
最後に、娘がパチり。
息子は常に被写体である。

そんな田舎から出てきたと一目で分かる
私たち家族4人を
隣で見ていた、旅行中らしき大学生風の女の子二人組が
声をかけてくれた。
「写真、撮りましょか?(関西風)」

そして、再び、赤れんがをバックに
今度は家族4人が並んで、写真を撮ってもらう。
もちろん、お返しに彼女たちにも
「よかったら、撮りましょうか?」と
声をかけ、かわいらしい二人をパチリ。

この出来事が、とーってもうれしかった。
というのも、この旅行では
どこでも、いつでも、「写真撮ってもらえませんか?」の
一言をなかなか言い出せなかったからだ。

それは、行く先々で「自撮り棒」なるものを見かけたから。
グループ内であらゆる出来事が完結してしまう光景を目にし、
気の弱い(?)私は
他人の手を煩わせるのではないかと
小さな恐怖を覚えたからだ。

この旅行での家族写真をあきらめかけていたところに
「写真、撮りましょか?」と声をかける
まるで天使のような2人が舞い降りたのである。
まあ、なんて、うれしいこと!!と
私は感動したのだ。
(これは、自撮り棒では味わえないぞ~)

そうして、大切なことを忘れていた自分に気づく。
写真を撮ってもらいたいとき
まずは、同じような状況の人を捜すこと。
そして、先に「撮りましょうか?」と声をかける。
自撮り棒なき場合の、ハイ!これ基本!である。