いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

ブラボー!!

私の趣味のひとつは、クラシックコンサートに行くこと。
趣味とはいっても、本当は、まだ数えるほどしか行ったことがない。
おまけに、クラシック音楽を聞くのは、好きだけれど
はっきり言って、全ーー然、くわしくない。
けれど、あのコンサートホールの空間にいるだけで
とてつもなく幸せな気分になれる。
母であることも、妻であることも
女であることも、はたまた自分であることも
忘れてしまうような、非日常の空間の心地よさといったら。。。
ごはんつくって、掃除して、洗濯しての毎日のほうが
実は、偽りなんじゃないのおーーと思ってしまう。
(いや、思いたい。。。)

けれど、息子が生まれてから、ずっとコンサートから足が遠のいていた。
クラシックコンサートは、よほどのことでない限り
「未就学児入場不可」だからだ。

そして、ようやく、やっと、息子は小学校に入学した。
晴れて、れっきとした「就学児」となったのだ!!
こっ、これで、クラシックコンサートに行けるう~~~。

そして、昨日、4月27日、早速行ってきたのだ。
就学児の息子を連れて、クラシックコンサートに。
小学校に入学したばかりで、慣れない生活リズムに
疲れているにも関わらず、コンサートの次の日を乗り切れば
その翌日は、祝日でお休みだから、きっと大丈夫と
自分を納得させ、息子を納得させ。。

けれど、心配がなかったわけでもない。
クラシックは、小学生の子どもにとっては
熱心に耳を傾けるようなものではない。
それなのに静かにしていなくてはいけないし、
夜は遅くて眠くなるのに、横にもなれないし
「お行儀よくしてなさい」と周りの目を気にする
母親が横にいるしと、息子には、まるで拷問である。

だから、最悪の場合を考え、期待をせずに出かけたのだ。
悪態をついて、周りに迷惑をかけたら
コンサートは断念して、即刻会場を後にしようと。。

でも、なんてうれしい裏切りでしょう。。
ちょこちょこと、機嫌を悪くしながらも、
なんと、最後まで、なんとか乗り切ることができたのだ。
すてきなアンコールまで聞くことができて、最高だった。
私は、叫びたくなった。
「ブラボーーーーー!!」と。
それは、指揮者であり、オーケストラの皆さんであり
そしてなにより、息子にである。

ブラボーーーー。
初めてのクラシックコンサート鑑賞、上出来、上出来。。
また、行こうね。