学校の一斉休校のため保護者が仕事を休めるよう
政府は休業補償を決定した。
だけど、周囲の保護者は、みんな仕事に行っている。
休業補償があれば、労働者は仕事を休める。
こんな単純な構図しか想像できない
現政権の能力には、ほとほとあきれてしまう。
パートやアルバイトで働く母親たちが
一斉休校に伴い、一斉に仕事を休んだらどうなるか
想像もできなかったのだろうか。
たとえ、仕事を休めたとしても
その人たちが担っていた仕事のしわ寄せが
誰かにいくのである。
その人たちが長時間労働を強いられるかもしれないことは
想像に難くない。
また、そうやって、職場を支えた人たちが
過剰労働による精神的身体的な苦痛により
病気を発症した時、職場そのものが崩壊してしまう可能性だってある。
学校休校のために、学童クラブの指導員の超過勤務問題もあるだろう。
学童クラブの指導員が過労により免疫力が低下し
コロナウィルスに感染したら、おそらく学童クラブは閉鎖になるだろう。
そうなれば、子どもたちはどこに居場所があるのだろう。
国が危機的状態であるというならば
この国の人的資源、物的資源を最大限に
有効に使うべきはずである。
労働資源配分の不均衡、物資の需給の不均衡という
新たな危機に直面にすることになった。
火に油を注ぐ、泣きっ面に蜂。
日本政府がやっていることは、つまりはこういうことである。