いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

switchの使い方

2年前のクリスマス
サンタさんから息子へのプレゼントは
任天堂switchだった。

大喜びの息子の横で
私は、こっそりこう思った。
「困ったものがきちゃったなあ。。」

ゲームに興味のない私は
ゲームのことがさっぱり分からない。
なぜ子どもだけでなく大人も夢中になるのか
何が面白いのか、何が楽しいのか
さっぱり分からない。
なので、使い方も分からないし
使い方を知る気もなかった。

私の頭の中にあったのは
ゲームに夢中になりすぎて
目が悪くなるとか、ゲームにしか興味がなくなるとか
お小遣いはゲーム代に消えていくとか
そんなマイナス面ばかりだった。

これらのマイナス側面を阻止するためには
ネットに接続しなければよいのだと思い
ネットにつながなければswitchをしてもいいよと
息子に言った。
きっと、息子は
サンタさんからもらったというのに、なんと理不尽な。。と
思っただろう。

先日のこと、息子が懇願してきた。
switchをネットにつないでほしいと。。

周りの友達は、ほぼみんなネットに接続してswitchを楽しんでいるらしい。
できうる限りのあらゆる制限を加えられている息子のswitchでは
ローカルプレイもできず、もちろんソフトのアップデートもできないのだそうだ。
その状態を息子は仕方ないと我慢して遊んできたらしいが、それも限界にきたようだった。

是が非でもネット接続は避けねばとずっと思ってきた私だったが
息子の事情を聞くにつれ、なんだかちょっと不憫になってきて
重い腰をあげて、ようやくswitchのことを調べてみる気になった。

ネットに接続しても、通信プレイの制限はできるのだと知った。
みまもり設定機能を使えば、私のスマホからちょちょいと
設定の操作ができ、息子のswitchの使用状況を管理できることを知った。

なんだ、switchって、ネットに接続して使うものだったのだ。。
と、そんな当たり前のことに気がついた。

息子の懇願を聞き入れ、彼のswitchはネットにつながれた。
ネットに接続されたswitchに彼は大満足だが
しめしめ、それは、同時に私のスマホにつながったことを意味するのだよ。

これまで
「そろそろゲームやめなさい」とか
「いつまでゲームやってるの」とかの私の声を無視して
ゲームをやり続けていた息子も
ネット接続と引き換えにその自由を奪われることになった。

さて、息子よ、どちらがよかったのでしょうかねえ。。
ふっ、ふっ。