週刊現代という雑誌のことは、新聞の広告でちらっと見かける。
実際に手に取ったことは、たぶん、、ないはず。。
強烈な見出しと、性への欲望をあおる写真の数々。。
広告の前を、たいていはチラチラ見ながら素通りする。
本著を手に取って、驚いた。
素通りしていたあの雑誌にこんな面白いエッセイが連載されていたとは!
専門家と名乗る人たちが
小難しい言葉を得意げに披露して語りがちな社会現象を
著者独特の皮肉と自虐と口の悪さ満載で
下ネタや、尾籠な話を交えながら語られる。
こんな面白いエッセイを、おじさんだけに読ませておくなんて
本当にもったいない。
本書は、2014年6月~2015年6月の週刊現代の連載が
まとめられたものである。
こんなおもしろいエッセイの存在に
ずいぶんと時を経てから気づいた。
タイトルの「気付くのが遅すぎて、」は
まさに、自分の心の声ではないか。
とはいえ、今読んでも、全然いけています。