いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

新聞と新聞紙

新聞のない生活が、想像できない。

 

新聞は、読むだけで終わらない。

なんたって、そのあと、使えるものである。

 

読まれた後の新聞は、翌日には、新聞紙となって

家じゅういろんなところで活躍。

 

以前は、当たり前のようにゴミ箱にセッティングしていたレジ袋。

しかし、レジ袋が有料化されて以来

我が家では、その座は、新聞紙に取って代わられた。

今や新聞紙なくして

我が家のゴミ箱は、存在しえない。

 

キッチンでも、新聞紙は欠かせない。

ゴボウなどの野菜をくるくるっと包み、保存袋として。

生ごみをくるめば、水分を吸収して臭気もとってくれる。

縁の下の力持ちとしてけなげに働く新聞紙。

 

玄関のシューズボックスや収納棚でも新聞紙は活躍。

湿気と臭いとりに、日々努力を惜しまない新聞紙。

脱帽である。

 

また、この梅雨の時期には、大量に新聞紙が必要となる。

雨の日、学校から帰ってきた息子の靴に雨がしみ込んでいる。

そんなとき、息子の靴の中に

新聞紙をくるくるっと丸めて押し込める。

そうすると、新聞紙は、濡れた靴の水分をぐんぐん吸収。

水気を吸った頃を見計らって、何度も新聞紙を取り替える。

そのうち、役目を終えた新聞紙の山が出来上がる。

そのおかげで、息子は、翌日、また学校に行けるというわけだ。

(新聞紙に、そして、新聞紙を取り替えている母に感謝してよね、息子よ!)

 

そして、何より新聞紙は

どんどん使って、どんどん捨てても

良心が痛むどころか

モノを再利用している地球にやさしいワタシ、、

と、単純に出来上がったワタシの良心の思考パターンを

いとも簡単にくすぐる。

 

ゆえに、新聞のない生活が、考えられないのである。

 

さて、そんな新聞が、今日から、値上げ。

月額購読3,400円が、4,000円の大台に(泣)。

ちなみに、我が家は、毎日新聞

 

きっと、この値上げで、購読をやめる人もいるに違いない。

だから、新聞社は

紙の新聞を購読すれば

追加料金なしでデジタル版の記事が読めます、

期間限定で週刊誌の紙面ビューアーが読めます、と

お得感を出してきた。

 

そんな、お得、ワタシには、いらんのだ。

ワタシが欲しいのは、ただひとつ、紙の新聞なのだ、と苦々しく思いながら

ハッとした。

 

おや、ワタシが、欲しいのは

新聞か?それとも、新聞紙か?