いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

考えさせられる日々


先月の、知人とのけんかに、i-phoneの訳の分からぬ請求
あれ以来、なんだかもう、腹ばかり立てている

なにも考えないようにしようと、テレビをつけても
イヤなニュースにイライラ
ネットを見ても、新聞を読んでもイライラ
どれもこれも恣意的なものばかり。
いったいこのイライラは何なんだろう

主人曰く、
「息子の世話が少し楽になって、余裕ができたんだよ。
だから、いろんなことが目につく、鼻につく。
早く仕事に復帰しなよ

そんなことなのかなあ??
いや、そんなことなんじゃない。
なんと言うか、自分が当たり前と思っていることが
なんだか悉く、覆される。
尾崎豊の歌じゃないけれど、
「ただーーしいことはなんなのかあーー」という感じである。
ほんとのこと、正しいことって、いったいなんなのさ
ちょっと厭世的な気分になっている

右でもない、左でもない、何にも誰にも傾かない
彼女の考える言葉は、本当だ
ほんとのことを知りたい私は、だから、「考える日々」を読んだ

10数年前に書かれた本なのに、彼女の言葉は全然色あせていない
時代にも、世間にもおもねらない彼女の言葉は、やっぱり新鮮だ。

時にはふふっと笑ってしまう、彼女の粋な言葉に
私のイライラも幾分和らいできた
そんなとき、また、彼女の真実の言葉に出会う。

「考えると無限に考えられるのは、存在の内容が無限だからで、
存在することしか考えられないのは、それが存在の形式だからです。
存在の内容と存在の形式が矛盾するのは存在の真実なので、、、」

?????????

いったいどういうことだろう。
数日、考えていた

イヤなことを、考えて、考えて、考える。
そのことを受け止めよう、納得しよう、無私になろうとするのに
どうしても私を否定されているかのようで、腹が立つ。
イライラする気持ちが収まらない
あーあー、私は、この矛盾の前でどうしたらよいのだろう

そう悩んでいたら、
彼女の言葉が聴こえてきそうになった。
「そんなの、自分で、考えろ