いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

目からウロコ


久しぶりにおもしろい本を読んだ。

おもしろい本とは何か。
自分の頭では考えもつかない、及びもつかない
価値観、世界観を教えてくれる本。

著者の内田樹さんは、知ってはいたものの、今までその本は読んだことなかった。
たまたま手に取って、そのおもしろさにぐんぐん引き込まれた。

えーー、そういう感じ方、受けとり方、この世の解釈の仕方があるのかと
まさしく「目からウロコ」でありました。

そう、そう、この本に書いてあること私にもずばり当てはまった。

数年前、私は山田ズーニーの本をすべて買い求めた。
それは、ほぼ日の「おとなの小論文教室」を目にしたから。
その時、その当時、私が迷っていること、悩んでいることが
そこには書かれていた。あまりのタイミングのよさに
山田ズーニーとの出会いは必然だ!!と。

そして彼女の言葉をいつでも、好きなときに、そう停電した時でさえ
いつも自分のそばにおいておきたかった。
だから、すべての本を買い求めた。
そうやって、私のもとへやってきた本だから
このたびの「断捨離」の対象とはならず、今も本棚に鎮座している。

価値を生み出すのは、受けとった側であり、そこから経済活動が
始まるという、このメディア論。
それを体験しながらも、この経済活動の意味など考えたこともなかった。
この本との出会いも必然であり、受けとった私はその価値を生み出すのである。