いのししのひとりごと

ワタシノトリトメナイハナシ

きれいごと好き

「きれいごと」が好きである。
「世の中、きれいごとじゃないんだよ!!」という類いの発言が嫌いである。

この人の世、きれいごとじゃないのは分かりきっている。
「きれいごとじゃない」的な発言の言外に
「だから、何を言っても、何をしてもいいんだよ!」と
聞こえてきそうで、気持ちが悪いのだ。

人間のやることなど、不完全なことばかり。
自由だとか、平等だとか、そんなもの当然にあるわけじゃないし。
論理や理性だけで動くことなど、無理に近い。
好き嫌いは個人的な感情だし、それが悪いわけでもない。
物事の優先順位がそのことで左右されるのも、人間である限り仕方のないことだ。

仕方のないこと、、だけれど、そんな人間の姿を遠慮なく表現し、心のままに言ったり、したりすること、
あーーー、それを「下品」と言うんだなあ、と思った。あの、ドラゴン復興大臣を見て。。。

恒久平和」とか、「脱原発」とか、とても素敵じゃないですか!!
きれいごとじゃない人間からそんなきれいごとが出てきて、それを実現するのも人間なのだから。

「友愛」を叫んでいた、鳩山さんが個人的に好きだった。
あの人は、基本的にきれいごとばっかりの総理大臣だった。
この国のリーダーが、きれいごとで国の行く末を定めるなど
哲学的で倫理的で、未来的で、素敵じゃなーーい!!と思った。
ただし、そのきれいごとを実現するための方策やブレーンがなかったことが
とってもとっても残念だったけれど。